2. 日本経済の復活一再び世界と競う-

経済見通し(2021年度IMF)

・日本は先進国最低の2.8%成長(先進国:5.6%、米国:7.0%、ユーロ:4.6%)
・本年4月〜6月の国内総生産は0.5%伸び、特にGDPの6割を占める個人消費は
 0.8%の伸びにとどまり力強さを欠く。

過去最高の税収

→令和2年度の国の税収は、60.8兆円(過去最高)

国の財政健全化目標

2025 年度に、国の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する。

国の借金と資産

・借金:1,000兆円、資産:629兆円、日本は「借金」も「資産」も世界―
 国債累積残高:1,000 兆円 100%自国通貨建て、半分は日銀保有
 借金総額だけみて、財政破綻するというのは誤り

SDGsの実現

・2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択
 17のゴール、169のターゲットで構成、2030年までに持続可能でよりよい世界を
 目指す国際目標、地球上の「誰一人取り残さない」

グリーン成長戦略、中小企業支援、成長投資を促進

・経済成長と環境適合を上手く循環させるための産業政策で、
「2050 年のカーボンニュートラル(温室効果ガスゼロ)」が目標

・グリーン成長戦略では、成長が期待される14の重要な産業分野が特定されており、
 民間企業のイノベーション投資をバックアップするのが国の役割

①洋上風力・太陽光・地熱産業、②水素・燃料アンモニア産業、③次世代熱エネルギー産業、
④原子力産業、⑤自動車·蓄電池産業、⑥半導体・情報通信産業、⑦船舶産業、
⑧物流・迅竜・土木インフラ産業、⑨食料・農林水産業、⑩航空機産業、
⑪カーボンリサイクル・マテリアル産業、⑫住宅・建築物産業・次世代電力マネジメント産業、
⑬資源循環関連産業、⑭ライフスタイル関連産業