【案件】
・陳情審査(市民経済局)
・平成29年陳情第23号 名古屋市市民情報センターと情報公開請求の受付のサービスを向上させることを求める件
・所管事務調査
・区役所と土木事務所との関係について(市民経済局)
・伊藤家住宅の保存・活用について(観光文化交流局)
「中川貴元の発言」
今、例えば福田委員が言われたことについては、組織を変えないとそれはできないのかという点、それから仮に福祉の件でいきましょう。バリアフリー、あるいは段差の勾配、これをどうしましょうといったときに、今の議論でいくと、福祉課にお問い合わせをするんですか。区役所の福祉課にお問い合わせをして、バリアフリーの勾配ですとか、そういったことを福祉課とともに決めていくことになるんですか。
「吹上課長の発言」
委員御指摘の勾配等は土木事務所が決めていくことになります。
「中川貴元の発言」
そうだね。それは福田委員の言っていらっしゃることはきちんと仕事を市民に寄り添ってやりなさいよということをお話をされているというふうに僕は理解をします。それは必ずしも組織を一緒にしろとか、別にしろとかそういうことではなく、本当に市民に寄り添った形でやりなさいということをおっしゃられているのであって、それはたまたま土木事務所の対応が悪かったりというところから、そうした問題が起きているのではないかなというふうに思います。
したがって、それらはその仕事を請け負ったそれぞれの人の対応なのであってかなというふうに今感じました。
少し視点を変えてお尋ねをしますが、そもそもこの話題、この案件は、現場レベルから一緒にしてほしいと上がってきたものではありません。区役所や土木事務所から一緒にしてほしいと言って上がってきたものではありません。皆さんの側から一緒にやりましょうというふうに上がってきたものであります。
そこでお尋ねをしますが、先ほどから話があるように、市民は土木事務所であれ区役所であれ、あるいはそれが本庁であれ、みんな一緒だと思います。そこでこんな事例がありました、最近ね。ある区で山林があった。そこの樹木が公道まで大きく出ている。早く切ってほしいと、どうにかならぬかという話を約1カ月前に相談をしたらしい。しかし、それを本庁に相談をしたらしい。しかし、約1カ月間ほったらかしであった。これはまず事実かどうか。
「吹上課長の発言」
1カ月前に御相談をいただきまして、なかなか対応に苦慮していた中で、相談していたというふうに伺っております。
「中川貴元の発言」
土木局に確認をすると、少なくとも2週間は何も連絡がありませんでしたと。こうやって言っておりましたが、それは本当かうそか。
「杉山課長の発言」
この件に関しましてですけれども、区役所のほうともちょっとお話しさせていただきながら区のほうとしてどのような対応ができるか、これでちょっと申しわけございません。時間がかかったことは本当に申しわけなかったんですけれども、そういったところもちょっとお話しさせていただいて、ちょっとそれに時間かかったというところでございます。済みません。申しわけございません。
「中川貴元の発言」
要は、区役所に頼もうが土木に頼もうが本庁に頼もうが、いかに市民に寄り添ってその仕事をこなすか。今いろいろ言われましたが、普通3日もあれば連絡調整できる案件ですよ。それをおやりにまず本庁レベルでならない。
じゃあ、この案件はどうですか。例えば、空き家対策、ここの委員会でも話題になりました。はっきり申し上げていいでしょう。行政書士会さんと本庁で協定書を結んで、空き家対策に資する協定書を結んで、その空き家対策に御協力をいただくような案件がありました。これも陳情主に対して何の連絡もなく進められる、本庁では。
僕はまず、そもそもこの区役所との連携についての案件ですが、本当に本庁は物事をわかっているんだろうかと。現場にまずそもそも本庁の方はほぼ行ったことがない。そして区役所と土木事務所がどう連携をとっているのか、つぶさにそれを確認をしたこともない。大きな大雨等の水害時等、災害等においてもいち早く現場に出かけていって、区役所と土木がどのような連携をとっているのかも、特に関心を持って一目散に出かけられた形跡もない。今のバリアフリーのことについてもしゃくし定規なことは言えても、本当にそこでどう市民の方が苦しむのか、あるいはそれを土木事務所なりに、きっと一生懸命やっているんだろうけれども、なかなか市民の方には御満足をいただけない案件もそれはたくさんあるでしょう。そういったことを果たして本庁は理解をまずしているのかどうなのかと。
本庁こそがまずは僕は勉強すべきだと思いますよ。この点についてはどうですか。
「杉山課長の発言」
本庁の私どもが現場のほうに余り足を運んでいないかという御指摘でございますけれども、私どももできる限り現場感覚というのを持たなければならないというふうには思っておるところでございまして、時間を見つけながら現場のほうにも足を運ばさせていただいているところでございます。
ただ、どうしても常に現場のほうに行くというのもなかなかままならないところがございまして、できる範囲でということでやらせていただいておりますので、その点については不十分だというふうな認識でおるところでございます。
今後、もっと現場に足を運んで実際の現場で働く方々、それからそこに直面する市民の方々、そういったところの状況をしっかり把握していく必要があるというふうに考えております。
「中川貴元の発言」
実は、この問題というのは、この案件は昨年の委員会から議論をされてまいりました。それで、昨年の委員会時において、各行政区でまずモデル事業をやりましょうということになりました。そのモデルのときに今、委員の皆さんがお話をされたようなことを本当は今年度モデルとして僕はやっているべきだったというふうに思います。それがこの今日の委員会の資料で言うところの2ページの(3)連携の取り組みの状況に書かれているものなんですね。
実は、そのモデル事業は各行政区で何をやったのかというと、本来は例えば16行政区が平準化したモデルを行うべきだ。例えばそれは区役所に市民の方が連絡をするときには、総務課に電話をするのか、まちづくりに電話をするのか、どうするのか。あるいは災害時においては、どのような指揮命令系統になるのか。どこからどこまで何をするかというのは、各区役所の裁量に全てを任すのではなく、ある程度は本庁レベルで平準化したモデルをつくって、そしてそれを各行政区でこなしていただく作業をすべきではないのかなというふうに思います。
それは、例えば土木にも河川があり、あるいは土木があり、さまざまな部門があります。一体どこからどこまでを区役所と土木が連携をするのか。抽象論では、今言った縦割りだ、あるいは市民に寄り添うだ、いろんなことを多分言えると思いますが、現場レベルにおいては、抽象論では済まない個々具体的な仕事の役割分担、あるいは先ほど服部委員からも話があった予算をどうするのかという明確な問題も突きつけられる。その点を少しクリアにやはりすべきかなと思います。
今年度、残念ながらそのモデルでやられたのは、行政区はお名前は言いませんが、例えばユリまつりだとか、それから農業体験だとか、あるいは健康づくりマップの内容拡充だとか、あるいはこれはいいね、災害に備えた連携強化だとか、あるいは防犯灯のLED化の説明会だとか、そういう全くてんでばらばらですね、これはこれで各区役所の実情に応じたものでいいのかもしれませんが、しかしながら、それだけではやはり区役所と土木が一緒になるメリット、あるいは課題、あるいはそれをどうクリアしていくのかということには至らないのかなというように思います。
もちろん、区役所のあるいは土木事務所職員の混乱、もっと言うと土木事務所の皆さんの気持ちももちろん大事です。ただ、もっと大事なのは、市民の方が一緒になったがために便利になればいいですけども、結局のところは区役所に電話をして、たらい回しにされるぐらいなら、今のほうがよっぽどいいという考え方もあるかもしれない。その辺というのは、もう少しモデルとしてこなしの部分が必要なのではないかというふうに思います。
今、意見をずっと聞いていると、趣旨としては、連携をとってやるんだということについての趣旨は皆さん多分それでいいではないのかということだというふうに思います。ただ、それが今、今度の4月からもうすぐにやるだけの準備は整っているのかというところに少し疑問があるという意見が大多数ではなかったのかなというように思います。
そこで、すぐやってほしいという意見もありますが、決してそれを全部全否定するわけではありませんので、少しモデル事業のあり方、モデル事業のあり方も今申し上げたように、本庁のレベルが上がらないと、本庁の皆さんがきちんと理解をされていないと、どういうモデル事業を実施したらいいのかさえもわかっていない。そこはもう少し皆さんも謙虚に学んでいただいて、それらを各行政区で区役所、土木事務所で実施をしていただいてはどうかなというふうに思います。その点についていかがでしょうか。
「中田局長の発言」
ただいま来年4月からの実施が少し早いんではないかという御指摘を頂戴したところでございます。趣旨のほうはそういう方向性はわかるということで、委員の皆さん御理解はいただいたわけでございます。そこのところはわかったんだけども、やはりこの1年さまざまモデル事業やりましたりですとか、プロジェクトチームでいろいろ話をしたりだとか、さまざまやってまいったわけですが、まだ少し準備として平成30年4月実施するには少し足りないのではないかというような御指摘を委員の皆様から頂戴をしたというふうに理解をしております。
区役所改革のあり方基本方針、それからそれに伴います平成30年4月に土木事務所を区役所に編入するという方針につきましては、もともとこれ、区役所のことで、市民経済局1局だけの問題ではございませんので、当然今回のことにつきまして土木事務所のことに関しましても市民経済局と緑政土木局、それから組織を所管する総務局などと一体となってやっているものでございます。
それから、区役所全体で申し上げれば、もう本当に全局にまたがるものでございまして、区役所改革のあり方につきましては、区役所改革推進会議と、少しきょうの資料でもありますけども、トップが市民経済局の所管の副市長、それからほかの、他の2人の副市長も入っております。それから、メンバーとしましては、各局局長全員とそれから区長、16区長全員入っている。そういうところでこういうふうに平成30年4月にやっていこうという決めたものでございますので、きょうの意見、御意見も十分重く受けとめまして、いま一度そのような改革推進会議の中で平成30年4月にやるのか、もしくは少し、もう少し準備をしてから実施をするのかということは検討してまいりたいというふうに考えております。
「中川貴元の発言」
よく御検討をいただきたい。そのときに、例えばこの委員会に恐縮だけど、御答弁一生懸命していただいているんだけど、やっぱり区長、区長がいないというのも何か違和感を感じるというのか、いたほうがいいんじゃないかと思う。ただ、それがじゃ16人全部出てこいというと、そんなことは僕は思わない。ただやっぱり16行政区の中で、代表者1人なのか、あるいは方面別なのか、僕ら的に言うと選挙区別なのか、一区から、この市内の。例えばだよ。そこの出し方というのはあれなんだけど。
そうすることによって、区役所の区長さんもさっき言っていた万能でなきゃいかぬのかと、いや、万能になるわけがない。ほら、土木から福祉から、福祉といったって高齢者から保育園待機児童からもうさまざまなこと抱えて、ほいじゃ区役所におまえ、これ今浸水対策どうするんだと言ったって、そんな局長でもよう答えられぬと思うよ。それを全部区長に権限を与えることが本当に区長さん自身も望んでおるのか、やり切れるのかというのは、今この前列の前2人を中心に答弁いただいたけど、やっぱりその区役所改革とおっしゃられるなら、こういう委員会の場における答弁のあり方も少し考えられたらどうかなと思うんだけど、その辺もどうだろう。
「中田局長の発言」
現場の区長の意見もこういう委員会の場という御指摘でございますので、それも持ち帰ってよく検討してまいりたいというふうに考えております。
「中川貴元の発言」
お願いします。
以上。
ーーー伊藤家住宅の保存・活用について(観光文化交流局)ーーー
「中川貴元の発言」
俺も資料要求。
まず、そもそも入札の状況、どうやって落札していったか。それがわかるように。それから参考までに委員のみんなにこの入札したときの業務委託の作業要領があるはずだから、それを委員のみんなにもわかるように添付してほしい。
それから、この落札したところの成果物を出していただきたい。それは例えば来年の3月ぎりぎりだともしおっしゃられるのであれば、それは僕はちょっとおかしいと思う。なぜならばその成果物をもとに我々は議論をし、来年度の予算編成に向けて準備をしていかなくてはいけないので、成果物はなるべく早いうちに私どもに今度の委員会のときにはいただきたい。
それから、国、県、市における文化財の種別、それに伴う補助金等どういったものがあるのか。
以上。
「佐藤委員長の発言」
ただいま資料要求ございましたので、当局に御発言があればお願いいたします。
「松田室長の発言」
今、御要求のございました成果物でございますけれども、年度途中ではございますけれども、現時点での成果ということでとりまとめさせていただくということでよろしいでしょうか。
「中川貴元の発言」
これまだ何か調査をする課題が残っているんですか。であるならば、残っているものも明記をしていただきたい。
「松田室長の発言」
まず、期間につきましては3月23日まででございまして、今後まだ委託業務の中の一部の業務がまだ行われる。まだ現時点で行われていないものがございます。そのあたりは明記させていただきます。