平成29年12月6日 経済水道委員会

【案件】
・付議議案審査
(総括質疑〔観光文化交流局〕)
・平成29年第116号議案 平成29年度名古屋市一般会計補正予算(第6号)
・同第117号議案 平成29年度名古屋市名古屋城天守閣特別会計補正予算(第2号)
・同第142号議案 指定管理者の指定について
・同第143号議案 指定管理者の指定について
・同第144号議案 指定管理者の指定について
・同第145号議案 指定管理者の指定について
・同第146号議案 指定管理者の指定について
・同第147号議案 指定管理者の指定について
・同第148号議案 指定管理者の指定について
・同第149号議案 指定管理者の指定について
・同第150号議案 指定管理者の指定について
・同第151号議案 指定管理者の指定について
・同第152号議案 指定管理者の指定について

「中川貴元の発言」
今の議論を踏まえてですが、ここは、天守閣部会の座長さんも石垣部会の皆さんも、それぞれがそれぞれの立場で、皆よりよい名古屋城、あるいはよりよい天守閣、多くの人から愛される、そうした天守閣、名古屋城をつくっていこうということで、闊達なそれぞれの意見、あるいは御自身の考え、見解を述べられたんだというふうに思いますが、まず、その点はどうですか。

「西野所長の発言」
委員御指摘のとおりだと思っております。

「中川貴元の発言」
そういう中で、多少それぞれの学問的な見地から、あるいはそれぞれのお立場、考え方から、議論が闊達になって、時には感情的になることもあるでしょうし、意見が伯仲するときも出てくるでしょう、そうしたときに、互いの考え方、あるいは立場を、そのときどきによっては多少相手の気分を害することもあるかもしれない、ただそれで、今、御発言があったような、相手に陳謝を行政が求めていくということについては私は違和感を感じますが、まず、その行政のスタンスとして、ここははっきりしておいていただきたいと思いますが、その座長さんに陳謝を求めるのか、僕は求めるべきではないと思いますが、どういうお考えですか。

「西野所長の発言」
今、陳謝というお話でございますけども、陳謝につきましては、ご本人の判断ということではないかというふうに考えております。

「中川貴元の発言」
では、ご本人の判断ですが、行政は、その場に立ち会っていて、それが陳謝に相当するのかどうなのか、どういうふうに見られているのか。あるいはこういう言い方もある。それは、陳謝をすべきかどうかとか、そういうことに対して物を申すべきではないというスタンスだという考え方もあろうかと思う。その点についてはどうですか。

「西野所長の発言」
説明が足りなくて申しわけございませんでした。今おっしゃいましたように、陳謝をすべきかどうかというところに行政としては踏み込むべきではないのではないかというふうに思っております。

「中川貴元の発言」
私も同感であります。そういう中で、多少時間をかけながらも見守っていくことも必要かと思います。ここ最近では、石垣部会の方、あるいは天守閣部会の方と接触などはされたことはありますか。

「西野所長の発言」
特に今、石垣部会の皆様に一定の回答をいたしまして、それに基づいてお話をしておりますので、お会いはしております。

「中川貴元の発言」
そうすると、最近の接触をされて、おととい委員会があって、ここの二、三日でももう接触がある、あるいはお話だけでも、電話でもされたという事実があるということでよろしいですか。

「西野所長の発言」
はい、そのとおりでございます。

「中川貴元の発言」
せっかくですから、それがどういう、お話をされて、こわけるようなことはいけませんけれども、皆が心配していることでもありますんで、少しどういう状況になってきているのか教えてもらえませんか。

「西野所長の発言」
今現在申し上げられることということで申しますと、回答をお送りして、実際に会ってお話ししましょうとか、そういうふうな形で、お話の場を設けるということに今なってきたというような段階だというところでございます。

「中川貴元の発言」
それは、行政の皆さんと会われるのか、座長さん含めどういう形で会われていく、そこが行政の取り持つところだと思うんですが、その辺はどうですか。

「西野所長の発言」
石垣部会からのお話は私どものほうにいただきましたので、私どもとしましては、発言された座長さんとは個別にお話をさせていただいています。また、石垣部会の方々とも、私どもがお話をさせていただくという形で今進めているところでございます。

「中川貴元の発言」
話の中身まで、事細かくお聞きするのもどうかと思いますが、感触としては前向きに捉えてよろしいんですか。

「西野所長の発言」
現時点でどうというのはなかなかお答えしづらいですけれども、今申し上げたようなことを重ねていって、今月中に解決するということに全力を尽くしたいというふうに考えております。

「中川貴元の発言」
そうすると、今月中に解決をしていきたいということでありますね。これは、できればなんですけれども、この委員会では、正副委員長さんが取り計らって、議論をしないという話になっている今度の所管事務調査の中に、多分エレベーター等々の話が出てくるんだと思うんだけども、ぜひ、今度の所管事務調査ぐらいのところでは、何らか前向きな、もう一度テーブルにのっていただいて、お話をしていただけると、次のステップの話もまたしやすいのかなと、そんなふうに思いますが、いかがですか。

「渡邊局長の発言」
委員御指摘のとおり、石垣部会さんの御意向及び座長さんの御意向、踏まえまして、今現在、市長もこの状況については心配しておるところでございますので、鋭意努力しまして、今の日程に合うような形で、いい報告ができるように努力してまいりたいというふうに思っています。先ほど来、10月16日に文書をいただいてから、11月30日に、石垣部会から期限を切られまして、その間もやりとりをしてきましたし、座長さんとも市長さんと会っていただきましたし、そういったような努力、または石垣部会さんの各委員さんとも我々の名古屋城から連絡をとり、発掘調査の指導は受けておりませんけれども、今の状況では、このまま放置しておくわけにはいかないというようなアドバイスもいただき、保全のアドバイスなんかもいただいておるところでございますので、この状況ではいけないというのはみんなが思っておるところでございますんで、一日も早い解決に向けた努力をしてまいりたいと、そのように考えておるところでございます。

「中川貴元の発言」
ぜひ、石垣部会の先生方、あるいは天守閣部会の先生方にも、議会全員とは言いませんが、議会からも、ぜひ、継続して、この石垣部会等、御指導をいただきたいという声も委員会で上がったということはぜひお伝えをいただきたいなというふうに思います。
と同時に、行政ですから、学問とは違うところと言えば、やはりスケジュール感を持って事を成さねばならぬというところは、これは逃げては通れないところでございます。その点は、行政マンとして、スケジュール感はスケジュール感として持ちつつ、両面合わせて、ぜひ頑張っていただきたいなというふうに思います。
以上です。

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